NetBaseは、包括的に集めたソーシャルメディアのデータを、様々な切口で分析することができるソーシャルアナリティクスツールです。さまざまなSNS分析に活用することができるNetBaseの利用イメージを具体的に紹介するために、主なSNS分析手法を例にご紹介します。
「競合分析」とは、自社の商品やサービスと競合するブランドの分析を行うことです。自社の商品やサービスのみを分析するだけでは、その商品やサービスの市場でのプレゼンスや、好感度を測定することは困難です。競合分析で他社の商品やサービスと比較することによって、はじめて自社に対する相対的な評価を知ることができます。消費者にとってブランドは相対的なポジションにすぎません。常に自社のブランドが競合と比較してどの位置にあるのかを知ることが今後どのようにブランド戦略を展開していくのかにつながります。
とある日用品製造会社は自社製品の市場シェアを競合他社製品に奪われている状況を打開すべく、自社ブランド及び他社ブランドに対する消費者意識に焦点を置いた分析を行いました。同社は自社ブランド並びに他社ブランドに対するFacebookユーザーの投稿やコメント、「いいね!」やシェアを量的且つ質的に分析することで、各ブランドのどのような側面が消費者の好ましい反響を呼んでいるかを明らかにしました。同社はこの分析結果を基にブランドのマーケティング戦略を修正し、結果的に顧客定着率及び収益の増加に繋げることができました。
NetBaseでは複数のブランドに関するSNSデータをそれぞれ取得し比較することが可能です。下図は国内の緑茶3ブランドに関するSNSデータの比較分析の例です。