SNSマーケコラム

SNSによるインバウンド分析・マーケティング

SNSによるインバウンド分析・マーケティング

コロナ禍以前までは、アジア圏の経済的成長をはじめ、LCCやAirbnbなどの普及による渡航費の下落などにより海外旅行をする人が世界的に増加していました。日本を訪れる訪日外国人も日本政府観光局(JNTO)が発表した統計データによると2018年に3,000人を突破するなど、右肩上がりの成長を続けていました。
新型コロナウイルス感染拡大により、インバウンド需要は大打撃を受けていますが、海外ではワクチン接種や陰性証明を条件に観光目的の海外渡航を緩和する動きも出始めています。

日本でもワクチン接種が進んだことで、これから外国人観光客の受け入れ開始に向けた議論が進むでしょう。今後回復する観光客を観光地へ呼び込むためにはインバウンドマーケティングが欠かせません。そこで今回は、インバウンド集客におけるSNSの活用や、SNS分析事例をご紹介します。

インバウンド(訪日外国人/外国人観光客)マーケティング

観光地を訪れた人数や国籍などの属性、どれくらいの人数が再度日本を訪れたかなどの統計データはインバウンドの現状を知るうえで役に立ちます。
しかし、なぜその人たちが観光地を訪れたのか、何が再訪率に影響を与えたのかまでを読み取ることは容易ではありません。

そこで注目されているのがソーシャルメディア(SNS)分析です。
外国人観光客のSNSを分析することで「なぜそこを訪れたのか」「なにを感じたのか」など、さまざまな本音を分析することができます。

インバウンド集客

日本を訪れる観光客は「どこに行くか」「何を食べるか」「何を体験するか」を決めるために事前に情報収集することがほとんどです。
飲食店などの細かい旅程は訪日中に決めるものの「どこに行くか」については、ほとんどが訪日前の情報収集により決定されます。 まず外国人観光客を呼び込むためには、その地域に来てもらわないと始まりません。

日本に訪れた観光客の訪日前の投稿を分析したり、観光地のキーワードを投稿しているユーザーがどういった属性や興味関心を抱いているかを調べることで「どのように観光地を選んでいるか」「どういった情報から影響を受けているか」を分析することができます。
情報収集の手段や影響を与えている情報源などを特定することができれば、プロモーションを行う適切な媒体やタイミングを知ることができます。また、それに合わせたPRを行うことで広告費を抑えながら効果を最大化することもできるのです。

行動分析とSNS分析

訪日中はどこに訪れたか、またその経路や行動内容、感情などがSNSに投稿されます。
訪日観光客の投稿から「観光地に対する評価」や「カルチャーギャップ」「日本ならではの体験から感じたこと」「購入したもの」「嬉しかったこと」など、観光に対する生の声の収集・分析が可能です。
また投稿された口コミの分析だけでなく、その口コミがどこで投稿されたかといったロケーションの情報も合わせて分析することで、そのデータはより精緻なものとなります。

弊社のソーシャルリスニングツールQuid Monitor(旧NetBase)の「Geo-fencing」という機能では、特定のエリアを指定することで、その場所で投稿されたデータを収集できます。
GPS情報を利用することで実際の店舗などの詳細なレベルで分析ができ、さらに投稿者に着目することで、旅行者がどういったルートを回ったかなどの情報がわかります。

geofacing

Quid Monitor(旧NetBase)の機能「Geo-fencing」

またSNSへの投稿はテキストだけではなく、画像や動画による投稿も増加しています。
中には画像や動画だけで完結している投稿も多く、テキストだけの分析では本音を見落とすことがあるかもしれません。
画像や動画の投稿も、Quid Monitor(旧NetBase)の「Image Analysis」という機能を使用すれば分析することが可能です。観光地のランドマークや風景の画像などを学習させることで、関連の投稿を収集し、それらに対する反応を分析することができるようになります。

image analysis

Quid Monitor(旧NetBase)の機能「Image Analysis」

海外SNS分析 – 帰国後に投稿された口コミで評判を把握

外国人観光客が帰国後にSNSやブログなどに日本観光の感想を投稿し、それが拡散されると、それらは強力な口コミとなり、また新しい観光客の集客に貢献します。
Quid Monitor(旧NetBase)を使用することでSNSに投稿された口コミを分析したり、その口コミが海外でどう拡散されたり影響を与えたりをしているのかについても調査することが可能です。
また、海外SNS分析には多言語に対応していることが必須となります。
Quid Monitor(旧NetBase)は現在50ヶ国語の多言語に対応しています。そのため海外SNSに投稿された外国人観光客の本音を見落としません。

SNS分析を活かしたマーケティング・プロモーション活用

インバウンドが訪日前から訪日後にかけてSNSに投稿する観光情報をソーシャルリスニングツールにより分析・レポーティングすることで、次のステップのマーケティング戦略へ落とし込みができます。
言語に応じたPR方法・プロモーション手段の選定、ターゲットの動向に合わせた広告・施策実施時期の検討など、反響に合わせて、または反響を予測することで最適なプロモーション活動を行うことが可能になります。

さらに、SNS分析で得られるポジティブ/ネガティブな情報は観光地の改善に役立てることもできます。
ネガティブな口コミを元に改善点を発見し、それを改善することでその後訪れる観光客の満足度を上げることができます。
満足度が上がることで再訪率を上げることにつながります。また、観光客のポジティブな投稿にもつながりますから、それを見た外国人が来訪するといった良いサイクルを生み出すきっかけにもなります。

ソーシャルリスニングツール「Quid Monitor(旧NetBase)」

netbase

このようにインバウンド(観光客)の集客にSNSは重要な役割を果たしています。
弊社の提供するQuid Monitor(旧NetBase)は日々世界中で投稿されている膨大な消費者の声から、最先端のAI技術を駆使し、リアルタイムで分析が可能なソーシャルアナリティクスツールです。
多言語対応と自然言語処理技術により世界中のSNSに投稿された通常の投稿からインバウンド集客に有効な示唆を得ることができます。
またSNSに投稿されているスラング、略語、文脈が曖昧などのノイズについてもQuid Monitor(旧NetBase)の多彩なフィルタリング機能により本当に取得したいデータを抽出し、正しい洞察を導くことが可能です。
SNS分析を活かしたインバウンドマーケティングにご興味のある方はぜひ弊社へお問い合わせください。

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