経営トップメッセージ

2024年度 総括と2025年度への飛翔
「MISSION2025」最終章に向けて、確信と覚悟を胸に
2024年度は、当社にとって試練と飛躍が交錯する一年でした。中期経営計画「MISSION2025」の折り返し地点にあたるこの年、私たちは変革の痛みを受け入れ、未来への礎を築く覚悟をもって歩みを進めてまいりました。上半期には業績の下方修正を余儀なくされ、株主の皆様には一時的なご不安をおかけしました。しかし、私たちはその局面を真摯に受け止め、営業改革を加速。年明けには上方修正を発表し、確かな回復の兆しをお見せすることができました。結果として、売上高は過去最高を更新。これは、単なる数字の達成ではなく、当社の変革力と市場からの信頼の証であると自負しております。
事業別の進展:成長の双翼が羽ばたく
プロダクト事業は、前年比30%増という飛躍的な成長を遂げ、当社の成長エンジンとしての存在感を一層強めました。これは、単なる拡販ではなく、市場のニーズを先取りする製品力と提案力の結晶です。コンサル事業においても、営業改革が着実に浸透し、第3・第4四半期には前年超えの売上高を達成。再生から成長へと転じる確かな手応えを感じております。一方で、営業力の強化や技術者の積極採用といった未来への投資に注力した結果、利益面では前年を下回る結果となりました。しかし、これは短期的な収益を犠牲にしてでも、持続的成長を選び取った戦略的決断であり、私たちはその選択に一切の迷いはありません。
2025年度:「MISSION2025」最終章の幕開け
いよいよ、「MISSION2025」は最終年度を迎えます。これまでの改革と投資が実を結び、当社は今、真の成長軌道に乗ろうとしています。
• オーガニック売上目標:31.6億円~
• M&Aを含む最低目標~上位目標:33億円~37億円
この目標は、単なる数字の羅列ではありません。私たちの未来への覚悟です。その実現に向けて、生成AI領域への本格参入を象徴する「AIエージェント本部」の設立、そして非連続成長を見据えた戦略的M&Aの推進など、多角的かつ先進的な取り組みを展開してまいります。
成長の礎を共に築いてくださる皆様へ、心からの感謝を込めて
株価が一時的に低迷する局面においても、なお当社を信じ、株式を保有し続けてくださっている皆様の存在は、私たちにとって何よりの支えであり、変革を進める勇気の源です。
この信頼こそが、私たちが未来に向けて果敢に挑戦できる理由であり、その信頼に応えることが、私たちの責務であり誇りです。
この場を借りて、成長の礎を共に築いてくださっている皆様に、心より深く御礼申し上げます。皆様のご期待に必ずお応えすべく、私たちはこれからも一歩一歩、誠実に、そして力強く歩みを進めてまいります。
2025年6月
代表取締役社長
東垣 直樹