経営トップメッセージ
業績は過去最高を更新
今後は非連続成長にむけた取組も視野に
中期経営計画「MISSION2025」の初年度となる2023年度は、戦略に欠かせない人員増強およびプロダクト強化にむけ、先行投資を強化してまいりました。売上・利益とも創業以来の最高額を達成したものの、当期純利益を除く指標は事業計画で掲げた目標をわずかに未達となりました。成長ドライバーであるプロダクト事業で大きな売上成長を確保できましたが、コンサルティング事業で営業力に一定の課題が残りました。コンサル事業の人員増強は順調に進んでおりますので、中核事業の安定的成長につなげるよう営業組織および販売網の強化に取り組んでまいります。
さて、AI業界においては、自然言語処理タスクを得意とするLLM(大規模言語モデル)が急速に発展しており、その市場規模の成長率には目を見張るものがあります。当社でも市場拡大に伴う需要取り込みに向けて、競争力向上にむけたLLM関連サービスの開発を進めております。AI/データ活用の専門集団として、国内AI市場をリードできる存在となるよう今後も新技術のリサーチ及び研究開発を続けてまいります。
さらに、将来の業容拡大につながる取組として、資本提携やM&Aなど新たに非連続的な成長に向けた取組も進めていく考えです。本中計最終年度である2025年度には、新機軸による上乗せ約4億円も含め売上高37億円を目指してまいります。オーガニックな成長を確固たるものにすることで足場を固め、中長期目標の達成と更なる事業成長に向けて、役職員の力を結集させ、全社で総合力を発揮できるよう邁進してまいります。
株主の皆様におかれましては、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう引き続きお願い申し上げます。
2024年6月
代表取締役社長
東垣 直樹