TDSEデータサイエンティスト/エンジニア【座談会】
現場で働いているデータサイエンティストとエンジニアの4名に登場してもらい、TDSEの働きやすさや実務について気になる点を座談会形式でお届けいたします。
人物紹介
結束(インタビュアー):2014年入社 コンサルティング本部本部長 技術統括 統括長 データサイエンスグループ グループ長
Sさん:2020年入社 エンジニアグループ メンバー
Kさん:2021年入社 データサイエンスグループ メンバー
Tさん:2018年入社 データサイエンスグループ リーダー
Hさん:2017年入社 データサイエンスグループ リーダー
大学院時代の研究内容について
ー大学院時代の研究内容から聞いていきたいと思います。
Hさん:自分はゲノム科学を専攻していました。ゲノムのデータというものがあるのですが、それをコンピュータを使って解析をして、生物学的に意味のある知見をアウトプットする。そのような研究をしていました。
Tさん:私は理論物理で特に素粒子と呼ばれている分野で、大学院時代はシミュレーションを一部やりながら理論計算をやっていました。
Kさん:僕はお二人と違って建築学を専攻していました。建築の中でも構造体・構造物の耐震とかそちらの方の研究をしてまして、その中でも構造物の安定性に関して数式でどうにかするみたいなところを研究していました。
Sさん:私は画像処理を主にやっておりました。特に動画データの圧縮についてやっていました。所属していた研究室が三次元画像系に力を入れている研究室だったので、そういう三次元画像処理に使うような動画データを圧縮するような研究をやってました。
就職活動について
ー大学院時代に就職活動をされたと思うのですが、どういう感じで就活をされていたんでしょうか?
Kさん:建築を専攻してたんですけれども、将来ずーっと建築の分野に携わるのもなんだかなぁと突然芽生えだした時がありました。経営コンサルだったりも面白いなぁと思って就活してたんですけれども、インターンとか面接していく中で経営コンサルっていうかなり上流のところよりは、データサイエンスというところを見つけて、ここいいなというところで就活をしてたという感じです。
Sさん:私の場合だと、研究をやっていて博士後期まで進んではいたんですけど、このまま研究を仕事として生きていくのかとか進路を考えたときに大学院にいたときに何が楽しかったか、一番楽しかったのはなんだろうと思ったとき。コーディングしたり、アイデアを形にする部分が一番楽しかったのかなというふうに整理していて、そうなったときにじゃぁ研究職という意味では、手を動かすところはやらなくていいのかなと思って、研究職ではなくエンジニア職として、いろんな企業さんを調べたりして、データサイエンス業界の中でもエンジニアリングの仕事ができるのかなというところで辿り着いたといった感じです。
TDSEへの入社理由
ーどんな理由でTDSEに入社を決めたのでしょうか?
Tさん:面接を何回か受ける中でやっぱり社風とかがアカデミックによく近い感じだと思うんですけど、実際その通りだなと思って、働きやすいなという点と、分析だけではなくて上流の顧客課題から解決しようというのが主軸に置いていて、その辺りのコンサルが他と比較して面白いなと思ったので選びました。
Hさん:データサイエンティストって技術だけじゃなくて他にもいろんなことを理解してやらなきゃいけないんですけど、そういう技術以外の部分もちゃんと重視しているような会社だなという印象はありましたね。
Kさん:雰囲気というところもそうですし、僕は逆に博士の人材が多いというところで、技術面の効く人がたくさんいるとかそういったところで安心して入れたかなっていうところはあります。
入社後のギャップ
ー入社してからギャップを感じた点とギャップがなかった点はありますか?
Tさん:正直ギャップはありませんでした。そもそも新卒で入ったというのもあってそもそも前提としてイメージがなかったというのもあって、先入観的なイメージがあんまり最初になかったっていう点と、実際に面接を受けた感じで働きやすいし色々フラットに業務ができると話も聞いていたのでその辺りは実際に入ってみてその通りだったので、特にギャップというものは感じませんでしたね。
Kさん:僕もギャップはそんなに感じなかった方だと思いますけど、唯一感じたのは自主的に出てくる勉強会がたくさんあって正直思ったより勉強が好きな人が多いなっていうところですね。データ分析に限らず、いまだに数学とか物理とかを勉強されてる方も結構いてその点は面白いなと思いました。
現在の業務内容
ー業務としてどういうことをやってらっしゃるかというのを簡単にご紹介してもらいたいなと思いますが、いかがでしょうか?
Hさん:自分は今リーダーというポジションなので、案件のリーディングというのが一番主な仕事になってくると思います。クライアントのお客さんと対話してどういうことをやるかっていうのを決めていってやろうと思ったことをちゃんとやれるようにマネジメントする。そういった仕事です。
Kさん:僕は、2年目の社員ですが、顧客情報を利用した分析を主にやってまして、特に顧客の思考度合いを予測する機械学習モデルのモデルを開発してそれを運用していくというのを最近やっています。
1日のスケジュール
ー1日のスケジュールはどういう感じでしょうか?
Sさん:基本的に9時〜10時頃に在宅で仕事しますという報告をして、今日何をするかを整理して実際のタスクを進めて、昼前ぐらいに日次のミーティングが入っているので、そこで進捗共有・課題共有をして、午後はバリバリ自分のタスクを進める。大体18時〜19時くらいで、そんなにむちゃくちゃ残業するわけでもなく、それなりの時間に仕事を終わる感じです。
Kさん:僕の場合ですと、1日のスケジュールでいうと朝10時30分ごろに分析メンバーで「今日こういうことします」みたいな報告を朝会みたいな感じで1日がスタートします。そのあとは会議だったり、週次の定例だったりが入るんですけど、基本コーディングだったり分析みたいなところをすることが多くて、1日の最後に内部にこういうことしましたよと進捗報告をして1日が終わるというのが主な流れです。
Tさん:基本的に朝会という形でのメンバーとのミーティングは午前中に行うんですけど、顧客との今後の分析どうしましょうとか、その他のミーティングが結構入るのが大きな違いかなというのがあって割合で言うと3〜5割くらいがミーティングで埋まるという事もありますね。
これまでの仕事の中で大変だったこと
ーこれは結構大変だったなと言うものがあればお聞きしたいです。
Hさん:メンバーからリーダーになった時が大変でしたね。種類も増えますし、みなきゃいけないところも増えてくるのでそこは大変だったかなと思います。
Sさん:私の場合はエンジニア職で案件にアサインされるたびにやることが変わって使う技術もガラッと変わることも結構多くて、大変だったなと思いました。案件が切り替わった時にwebアプリケーションの開発みたいな案件に携わることがあって、そういう案件にアサインされたと言う話を聞いた時に、私はwebアプリケーションの言語とか全然経験がありませんでした。準備期間も長くはなかったので慌てて勉強してなんとか開発を進めたというところもあり、その時期は慣れない言語で実装を進めるのは大変だったのでちょっと残業が増えたりといった時間もありましたね。
プロジェクトの切り替わり
ーデータサイエンスも多分同じだと思ってて、プロジェクトごとに求められるものが少しずつ違うと思うのですがどうでしょうか?楽しんでやれているのかそれとも大変なのか、どんな感じでしょうか?
Kさん:新しく勉強することはあると思うんですけど、かなりレベル的にそこで上がるかなと言うイメージがあるので個人的にはどんどん切り替わってやりたいところもありますし、まだ2年目ですが3〜4案件目をやっているので、そういったところは楽しんでやれている気はします。
研究での経験が活かせる機会
ー研究で培ってきたものが実際の仕事でここら辺に役に立ってるなと思うところがあればお聞きしたいです。
Sさん:私の場合は専門が画像処理をやっていました。実際に研究していた画像処理自体の知識はダイレクトに役立つと言うわけではないんですが、実際に画像処理をやる上でプログラミングで画像データを扱うのは必須なので、そう言ったところでプログラムでデータ処理をするというところは嫌と言うほどやってきました。それを実際に業務内ではデータ処理を形するというところは研究をしていた頃の経験が活かせているかなと思っています。
Hさん:自分もゲノムデータのコンピュータの解析だったので、データ解析の技術が役立っているかなと思います。自分が一番役立っているかなと思うのは、分析の結果を「これはどういう意味なんだ?」と言うのを考える習慣みたいなものがビジネスのバリューを出していくっていう点でも結構役に立っているかなと思います。
Kさん:僕は、2年目なんですけども、最近は顧客情報を利用した分析を主にやってまして。分析というのも顧客の思考度合いを予測する機械学習モデルを開発してそれを運用していくというのを最近やっています。
今後の目標
ー今後こういうところをレベルアップしてこういうデータサイエンティストになりたいとか、エンジニアになりたいみたいなものがあればお聞きしたいと思います。
Hさん:私は課題と技術のマッチングのプロフェッショナルになりたいと思っています。
Tさん:データ分析だけではなくて、より上流の顧客課題を解決するというところを重視してよりコンサル的な能力を身につけていきたいなというのが私の目標です。
Kさん:技術的な提案をするにしても、幅広くいろんなところを学んでいろんな手法のメリット・デメリットを把握していないとその課題に対する最適な提案ができないと思うので、まずはその技術的なところの土台を幅広く詳しくなれる人材にっていうところを目指して頑張っています。
Sさん:いろんな案件に携わらせてもらっていろんな技術を勉強させてもらっている中なんですけど、そういう技術をどんどん蓄積していって、何を聞かれても「じゃぁこうしたらいい」と言えるように専門性をどんどん高めていけたらいいなというふうに思っています。
会社の雰囲気
ー仕事の雰囲気みたいなところをお聞きしたいと思いますがいかがでしょうか?
Hさん:風通しは良いなと思いますね。自分がメンバーだった時とかも、上長の人が意見を聞いてくれるというか、尊重してくれるっていうのはありましたね。今自分がリーダーになった時もちゃんとメンバーの人がどういう気持ちでやったのかどういう考えでやったのかみたいなところはちゃんと聞いて、それを踏まえて話をするっていうようなことは気をつけています。
Tさん:何かしら課題解決したいといったとき、それに対してどうやれば良いかっていうのは結構フラットに議論しているようなイメージがります。メンバーの意見でも分析に良いものがあればすぐに採用したいっていうのがあるので、そいういうのだとあくまでリーダーとメンバーで立場はあるものの課題解決という点においてもフラットに色々議論できるっていうのはすごい働きやすい環境だなと思います。
TDSEの好きなところ
ーTDSEのどんなところが好きでしょうか。雰囲気や福利厚生面でこういうところがいいよなどあれば教えて欲しいのですが、いかがでしょうか?
Sさん:TDSEの好きなところというと、個人的に感じているのは2020年に入社し直後にコロナ禍がきて、色々大変だったタイミングだったんですが、在宅勤務をやるとなったら在宅勤務を徹底して、柔軟に対応されていますし、そういう働き方に関して社員からの意見を吸い上げることもよくアンケートとかでやっていますし、対応していただけるのはすごくいい会社だなと思います。
Kさん:個人的に推せるポイントは研修がかなり密なところで、新人研修で3ヶ月という期間なんですけど、コーディングもやったり理論も勉強したり、言語的な発案の勉強だったりもしていく中で、かなり自分の中で自信がついたと言いますか、土台はかなり築き上げられたのかなと感じています。